トランプ大統領の1期目のデータを振り返ってみようと思います。
GDP成長率
GDP成長率は任期前半は伸びましたが、後半は減速しました。
財政支出(対GDP比)
財政支出は任期を通して赤字が拡大しました。
政策金利
政策金利は任期前半は利上げしていましたが、後半は利下げに転じました。
基本的に利上げは景気を抑制するために行うので、それだけ好況だとFRBが判断していたことが読み取れます。しかし、2019年には利下げに転じています。
物価(CPI前年同期比)
物価は比較的安定していました。
10年債利回り
10年最利回りも前半は上昇、後半は下落しました。
ドル
1年目はドル安、2年目3年目はドル高、4年目はドル安でした。
S&P500
株価は前半は上昇しましたが、2018年米中貿易摩擦と2020年コロナショックで、任期日近くの水準まで迫っています。就任期間でおよそ+69%でした。
ゴールド
ゴールドは就任期間でおよそ+74%とS&P500をアウトパフォームしました。
BTC
ビットコインは就任期間でおよそ+4000%とS&P500をアウトパフォームしました。
まとめ
今回見たデータを年ごとに表にしました。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
GDP成長率 | ↗︎ | ↘︎ | ↗︎ | ↘︎ |
財政支出(GDP比) | ↘︎ | ↘︎ | ↘︎ | ↘︎ |
政策金利 | ↗︎ | ↗︎ | ↘︎ | ↘︎ |
物価(CPI) | → | → | → | → |
10年債利回り | → | ↗︎ | ↘︎ | → |
ドル | ↘︎ | ↗︎ | ↗︎ | ↘︎ |
S&P500 | ↗︎ | ↘︎ | ↗︎ | ↗︎ |
ゴールド | ↗︎ | → | ↗︎ | ↗︎ |
BTC | ↗︎ | ↘︎ | ↗︎ | ↗︎ |
トランプ大統領の2期目も平時は楽観視できますが、関税関連のニュースには最新の注意を払っておく必要があります。